いつかAmazonで買い物するときにまとめて買えばいいや、と思いながらずっと買ってなかったんですが、近所のTSUTAYAに置いてあったので買いましたー。
この
オタク論!、オタク第一世代の評論家、
唐沢俊一、
岡田斗司夫の両名が近代のオタク文化を大いに論じ、批評するといった内容なんですが、先ず驚いたのがただのオヤジの苦言になっていないところですね。とにかくフットワークが軽い。
アキバ、
コミケ、
腐女子から
mixiまで、アンテナは高いし、メスは鋭いといった感じで、飽きさせることなくいっきに読ませてくれます。
個人的に興味深かったのが、
森川嘉一郎の著書
【趣都の誕生 萌える都市アキハバラ】に対して唐沢氏が仰っていたことなんですが、少し引用すると……
唐沢 見えてしまうのか、見えるかのように誘導しているのか。『趣都の誕生』を読んで非常に面白いのは、アキバが実に魅力的な未来都市に見えることです。実際にアキバに足を運べば、そういう街ではないということが、わかりそうなものなんだけどね。といった具合で展開されてます。凡そのオタク解説本はオタクじゃない人間のフィルターを通したパブリックイメージ先行で作られているのに対して、この本は非常に自然体でマスメディアの手垢に塗れていないぶん、オタク本の決定版といっても差し支えないかと。
■ちょっと持論でも今や、オタクも立派なムーブメントですが、個人的にここ数年の状況は全然面白くないなと思っています。上記でも触れましたが、世間ではオタクの本質というものにはあまり興味がないでしょうし、インパクトの強い部分(メイド喫茶やコミケなど)だけが取り沙汰されている状況から見ても、ただ面白がられているだけのような気さえします。アキバを採り上げたニュースを観ていてもやはり同じで。それこそテーマパークか何かのような紹介があって、もはや改竄に近いような印象を受けますね。
もちろん、アキバも一枚岩ではないということかもしれませんが、アキバを紹介されている個人サイト様の方がよっぽど、状況を正確に伝えていらっしゃるのではないでしょうか。
マイノリティな感性が必ずしも正しいという訳ではないんしょうが、オタクとは
大海を知ってなお、井の中に居たがる蛙に近いというか、妄執を抱いていてナンボな存在だと思っていますし、事実、私もそんな人間だったりするわけで、こんなの全然誇れることじゃないんですよねwww
オタク業界が活性化することに関しては嬉しい反面、弊害も小さくはないと思います。バンドブームの二の舞にならないことを願いますね〜。
あ、気が付けば、オタク考察というよりはマスメディアに対するバッシングになってしまいました・゚・(つД`)・゚・
また月末から怒涛のレビューラッシュが始まりますm(__)m