
リボルテック セイバーやよつばとリボルテックの爆発的ヒットにより広く知られることになった榎木ともひで氏を擁し、満を持してフロイライン リボルテックを立ち上げた海洋堂、第1段は新世紀エヴァンゲリオンから綾波レイの登場です。
Yahoo!辞書によるとFRÄULEINとはドイツ語で『未婚女性に対する敬称。令嬢。お嬢さん。姓または姓名の前に付ける。』の意味で、リボルテックにおける美少女フィギュアシリーズとしてフロイラインと命名されたようです。いきなり余談になりますが、皆様に慣れ親しんだフロイラインという単語の一例をあげると、銀河英雄伝説におけるフロイライン・マリーンドルフも本名はヒルデガルド・フォン・マリーンドルフであり、マリーンドルフ伯爵令嬢という意味で呼称されているとものだと思われます。
それでは、
海洋堂 フロイライン リボルテック No.001 新世紀エヴァンゲリオン 綾波レイレビューします。私は人形じゃない!?
| フロイライン リボルテック 綾波レイ |
| メーカー | 海洋堂 |
| 価格 | 2,000円(税込)※初回限定生産特価 |
| 発売日 | 2007年 12月 |
| 全高 | 約150mm(約1/10スケール) |
| 登場作品 | 新世紀エヴァンゲリオン |
| 原型製作 | 榎木ともひで |


フロイライン用に新開発されたE.L.F.という汎用女性型素体をもとに造形されています。一見して、可動フィギュアらしからぬ自然なボディラインや、極力目立たなく配慮された関節の可動軸が秀逸です。サンプル写真を見たときに感じた違和感(つり目でやたら険しい表情)は見事に改善され、少し憂いをたたえているような表情が、よりいっそう綾波のイメージに近付きました。


全高は15cm程度で従来のリボルテックのラインナップより少し高めです。パッケージも細長い仕様になってました。また、従来の商品のほぼ全てがノンスケール表記なのに対してフロイラインシリーズは約1/10スケールと表記されています。


今回、ぶっちゃけ過度な期待はしていなかったんですが、表情の改善で印象がガラッと変わりました。やはりフィギュアは顔が命、といったところでしょうかw榎木氏独特のカラーが少なからず反映された造形で好みは分かれそうですが、その反面、どちらかというと氏の仕事のなかでは比較的原作に近い雰囲気を感じ取りました。


頭部はもちろん、プラグスーツの造形においても抜かりはありませんね。可動するかしないかの如何に関わらず、ハイクオリティです。塗装面なども概ね良好。欲を言えば、毛先がもう少しシャープな造形がよかったです。


全身18箇所可動、うちリボルバージョイントは10個使用されていますが、女性的な体型を損なうことのないように手首、足首の関節以外は巧妙にボディ部分に内蔵される仕組みになっており、むき出しのリボ軸をカチカチってわけにはいかないので、先ずはE.L.F.素体に慣れることが肝要です。

オプションハンド握り手に交換。オプションハンドはこの他に武器用の持ち手が付属しています。ところで、尻のラインがエロを超えてもはや芸術的な曲線を描いていますwww

さすがに従来の製品(特にロボット系)のように激しいアクションポーズに耐えうるような可動範囲の広さは稼げていませんが、理想的なプロポーションとの両立を考えると充分に健闘しているのではないでしょうか。

肩関節に関しては弄ってるうちに或る程度会得できると思います。胸部のジョイントを捻ることによって表情豊かなポーズをとらせることができます。

ショートヘアーの強みですね。首の可動範囲が広いです。

実際の人間よりも可動が広い手首の関節。何気にこの手首が果たす役割はフロイラインにおいて重要なものになっているような気がします。

片足を斜め方向に開くことによって立膝の姿勢も再現できます。この際、驚いたのが足首関節の柔軟さですね。他のリボルテック製品と比べても圧倒的だと思います。脚部の可動に関してお勧めな方法としては、一度脚を外してからリボ軸を定めてやると巧くいく筈です。

発売前から話題になっていた寝かせるポーズですが、上体の柔軟且つ自然な可動範囲が様々なバリエーションを生み出します。しかし新しい素体を触るのは楽しいですね〜。

上の写真ですが、撮影用に頭部をリボ軸から半分ほど抜き出しています。実際には首の可動範囲を超えており、ここまで持ち上がりませんのでご注意を。

身体を包むようなポーズも手首の関節が多大な貢献をしています。

他に付属品として非常に長大なロンギヌスの槍とディスプレイベースが同封されています。槍は柄部分で2分割されています。長すぎて持て余し気味ですが、これは嬉しい悩みw台座は一般的な円形のものではなく四角形で新鮮です。デザインはいいんですが、台座に直接ジョイントできず、若干支柱が長過ぎる点が玉に瑕かも。

ジョイント接続ではなく身体を挟み込んで固定するので、綾波の身体にジョイント穴などは開いていません。リボルテックでは初ですね。粗雑に扱うと塗装にダメージを与えてしまう可能性もあるので注意です。

フロイラインの写真で戦闘的なポージングをあまり見ませんが、どうしてなかなか、頑張ってくれます。また、安定性にも不安要素はありません。
【総評】
ルックスと可動の両立、これは非常に難しい問題ですが、フロイライン素体(E.L.F.)はいい意味で見事ジャストな妥協点を見出しているといえます。今回は撮影用に足早に動かしてみた訳ですが、ゆっくり時間をとってポージングを考えることによって更なる可能性を見つけられる筈ですし、榎木氏の大健闘が伺える傑作の名に恥じない完成度ですね。製品としてのクオリティも高く今後にも大いに期待が持てます。フロイライン アスカのサンプル写真が素晴らしかったですし!
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